プレビュー(内容一部抜粋)
2012年1月からマッチング拠出(企業型確定拠出年金制度における本人拠出)がスタートした。企業年金連合会が昨年9月に実施した「第4回確定拠出年金制度に関する実態調査」によると*、“マッチング拠出を実施している”企業の割合は23%であり、“実施に向けて準備あるいは検討している” 企業の割合20%を合計すると4割以上の企業でマッチング拠出を具体化させており、DC制度導入企業における積極的な取組意欲を窺わせている。
しかし、上記調査では、実際のマッチング可能者のマッチング拠出利用率は、平均で20%であり、また実施企業の約4割が利用率10%未満であるなど制度加入者がマッチング拠出をあまり実施していない現状も報告している。
それではなぜ加入者はマッチング拠出を行い、実施しないのであろうか。どの層が実施し、実施していないのであろうか、利用促進要因または阻害要因は何か、我々は何を行うことで加入者のマッチング拠出を促進することが出来るのであろうか。 ・・・・・・・続く
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